いずみん私たちの心は、外の出来事に影響されやすく、とても繊細。
だからこそ、ちょっとした“考え方のクセ”を整えるだけで、
心の揺れ幅は驚くほど小さくなります。
ここでは、今日から使える
「揺れにくい心を育てる思考法」 を紹介します。
① 「相手の問題」と「自分の問題」を分ける
心が揺れる最大の原因は、
他人の問題まで自分が背負おうとしてしまうこと。
- 相手が怒っている
- 不機嫌
- 批判してくる
- 八つ当たり
これらは全部 “相手の問題” であって、あなたの責任ではありません。
あなたが悪くないのに苦しむ必要は、どこにもない。
■ 心が揺れそうなときの言葉
「これは私の問題じゃない」
たったこれだけで、ぐっと心が軽くなります。
また、『自分がコントロールできる問題』と『自分ではコントロールできない問題』
を分ける必要があります。
それが、自分の問題と、相手の問題を分けることとも繋がっているように思います。
② 「事実」と「解釈」を分ける
心がしんどくなるとき、
私たちは“事実”ではなく“自分の解釈”に苦しんでいます。
例:
● 事実 →「LINEで文句が届いた」
● 解釈 →「私が悪かったのかな…」
「嫌われているのかもしれない…」
揺れない心を育てるには、
事実だけを淡々と見る練習が効果的。
事実はシンプル。
解釈は無限。
だからこそ、事実に戻る習慣が心の安定を作ります。
③ 「自分の軸は、自分で決める」
心が揺れやすいときほど、
他人の態度・評価・表情に左右されてしまいます。
でも、揺れにくい心を持つ人は
“自分がどう在りたいか” を軸にしています。
- 私は淡々とした態度を守る
- 私は礼儀正しくする
- 私は仕事を丁寧にこなす
相手がどうであれ、
“自分の基準”で動くことで、揺れにくさが育ちます。
④ 「勝手に期待しない・勝手に失望しない」
他人に期待すると、裏切られた時に心が大きく揺れます。
だから、揺れない心の人は
「相手に期待を置きすぎない」 ことでメンタルを守っています。
- 期待しない
- 依存しない
- 役割以上を求めない
すると、不意打ちの攻撃や理不尽に対しても
「あぁ、そういう人なんだな」で終われるようになります。
期待値が低いほど、心は傷つかないんです。
⑤ 「完璧じゃなくてOK」を自分に許す
心が揺れやすい人は、真面目で責任感があるタイプが多い。
- 失敗しちゃいけない
- アラがあってはいけない
- ミスしたら嫌われる
そんな“完璧主義”が心を弱らせてしまう。
揺れにくくなるコツは、
「70%でOK」と自分に許すこと。
完璧じゃなくていい。
無理しなくていい。
できる範囲で十分。
こう思えるだけで、精神的な余裕が生まれます。
⑥ 「心が揺れても大丈夫」と知っておく
揺れない心=傷つかない心
ではありません。
揺れない心とは、
揺れてもすぐに戻れる心のこと。
- 気にしすぎちゃう日
- 心臓がザワッとする瞬間
- イラッとする出来事
- 夜眠れなくなる不安
これらが起きても、
「揺れるのは普通。戻ればいいだけ」と思えると、
心は折れにくくなります。
揺れを“悪いもの”ととらえないこと。
人間なんだから揺れて当たり前。
そう思えた瞬間、あなたはもう強い人です。
まとめ:揺れにくい心は、小さな思考習慣の積み重ねで育つ
- 相手の問題は切り離す
- 事実だけを見る
- 自分の軸で動く
- 相手に期待しすぎない
- 完璧じゃなくていいと許す
- 揺れても大丈夫と思える自分になる
これが揺れにくい心の“基礎体力”になります。



心は急に強くなるものではないけれど、
毎日の思考のクセを少しずつ変えるだけで、
驚くほど安定していきます。



