「うちは大丈夫」が、一番危ない
養育費の未払いは、
決してレアな話ではありません。
むしろ多いのは、
- 離婚時はちゃんと話し合っていた
- 払うと言っていた
- 揉めずに別れられた
それでも、
数年後に払われなくなるケースです。

養育費を払わない人に共通する特徴
ここからは、
「最初から払う気がない人」だけでなく
途中で払わなくなる人の特徴も含めて書きます。
特徴①「今は払えるけど、将来は分からない」と言う人
この言葉、要注意です。
- 仕事が不安定
- 転職癖がある
- 自営業・フリーランス
もちろん全員が未払いになるわけではありません。
ただし、
収入が不安定な人ほど、支払いが止まりやすいのは事実です。
特徴②「口約束」で済ませようとする人
- 公正証書は大げさ
- そこまで信用してないの?
こう言う人も多いです。
でも、これははっきり言います。
口約束=払わなくても困らない状態を作っているだけ。
誠実な人ほど、
「書面に残そう」と言います。
特徴③ 新しい家庭・パートナーができた人
養育費未払いの大きな転機はここです。
- 再婚
- 同棲
- 新しい子どもができた
そうなると、
- 今の家庭を優先したい
- 元家族への支出が「過去のもの」になる
この心理が働きやすくなります。
悪意がなくても、支払いが後回しになる典型例です。
特徴④「自分はもう十分やった」と思っている人
- 離婚時に揉めた
- 慰謝料を払った
- 家を出た
こうした経験から、
もう十分責任は果たした
と感じてしまう人もいます。
でも、
子どもが育ちきるまで責任は続くという認識が欠けています。
特徴⑤ 子どもとの関係が薄れている人
- 面会していない
- 連絡を取っていない
- 子どもの成長を知らない
こうなると、
養育費=実感のない支出になりやすい。
「誰のためのお金か」を
本人が見失ってしまうのです。
養育費を払わせるための現実的な対策
ここからが一番大事な部分です。
対策① 必ず「法的拘束力のある書面」を作る
これは何度でも言います。
- 公正証書
- 調停調書
これがあるかないかで、天と地ほど違います。
特に公正証書で
「強制執行認諾文言」を入れておくと、
- 給与差押え
- 口座差押え
が可能になります。

対策② 振込先・日付を細かく決める
未払いを防ぐには、
- 毎月何日
- どの口座へ
- 振込手数料はどちら負担か
ここまで具体的に決めておくこと。
曖昧さは、未払いの温床です。
対策③ 連絡が取れなくなる前提で考える
離婚後、
- LINEブロック
- 電話番号変更
- 引っ越し
これは珍しくありません。
だからこそ、
「連絡が取れなくても回収できる形」を作ることが重要です。
対策④ 最初から「未払いになる可能性」を想定する
これは悲観ではなく、現実的な設計です。
- 途中で止まるかもしれない
- 支払いが遅れるかもしれない
そう考えた上で、
- 養育費は多めに設定
- ボーナス月加算
- 一時金の取り決め
をしておく方が、結果的に安心です。
「払わない人」より、「守られていない状況」が問題
大切なのは、
- 相手が悪いかどうか
ではなく - 自分と子どもが守られる形になっているか
です。
養育費は、
相手の善意に委ねるものではありません。
最後に:信じることと、備えることは別
相手を信じたい気持ちがあってもいい。
でも、
信じることと、備えないことは違います。
きちんと決めることは、
争うことではありません。
あなたと子どもが
これから安心して生きていくための、当たり前の準備です。



